自粛生活を楽しむヒント
終わりの見えない外出自粛生活。
コロナウイルスは働き方や、日々の生活スタイルを変えてしまいました。
外へ出られないのでストレスが溜まる反面、ポジティブな面があるのも確かです。
今回は自粛生活のポジティブな面に注目し、”アフターコロナの生活”をより豊かにしていくポイントについて、一冊の本を参考に考えていきたいと思います。
『LYKKE リュッケ 人生を豊かにする6つの宝物』
⒈著者の紹介
著者は「世界一幸福な国」と称されるデンマークにあるハピネス・リサーチ研究所のCEOを務める。デンマーク特有の心地よさを表現するヒュッゲをテーマにした著書『ヒュッゲ365日シンプルな幸せの作り方』が世界でベストセラーに。
⒉本書の要約
・題名「リュッケ」はデンマーク語で「幸せ」
・デンマークを中心に世界各国の習慣や、統計・データから幸せな人の共通習慣を探す(幸せはあくまで主観的なものと本書内でも定義されています)
・本書は幸福調査の客観系調査タイプ
※主観系調査で幸せな国「フィジー」については以前の記事を参考に↓
・結論、幸せな人が共通して持つ要素は6つ
①人とのつながり
②お金との程良い付き合い
③健康
④選択権
⑤信頼できる環境
⑥親切心
⒊この本から学んだこと
幸せの共通項6つはわかった。それと自粛生活と何が関係あるの??
そう!普段の生活では欠けていたところが、この自粛生活をとおして改善できる要素がいくつかあったのです!それはアフターコロナの生活を豊かにできる可能性を大いに秘めています!!
今回は、この本から学んだこの機会に改善したい習慣を3つ紹介します!
①つながり
自粛生活で変わった大きな点と言えば、家族といる時間が増えたこと。
実は”家族とのつながり”も「幸せ」に直結していると本書で書かれています。
本書内にて、幸福とは「他人より大きな車に乗ることではなく、自分が大きいコミュニティーに属して、一体感を持って生きていると実感することで得られる」と定義されています。
例えば夕食の時間もただ「食べる」だけの時間から、家族団欒の時間に変えるだけでも幸せ度合いは大きく変わります。
「今日こんな事があったよ!」など何気ない会話で良いのです。
本書内ではフランス人の食べ方を学びましょう!と書かれています。
フランス人は毎日の食事に最も時間を割く国民のようです。フランス政府の栄養基準には「野菜の1日の摂取量」に加え「誰かと一緒に食べること」という項目もあるそうです!
ゆっくり食材を味わい、家族と一緒にいることを味わう。
家族といる時間が多い今だからこそ、見直してみる価値がありませんか?
②モノではなく、体験を買おう
本書内にて、ハーバード大学のマイケル・ノートン教授曰く「幸せを買いたければ、モノよりも体験に投資した方が賢い」という研究結果が紹介されています。
外出自粛の為、日用品以外に買い物に行けなくてストレスの溜まっているあなた!
時間がある今だからこそ、体験に時間を使ってみて下さい!
家でできる体験はたくさんありますよ!
例えば、読書は、著者の人生の擬似体験ができます!(是非このサイトをお役立て下さい!)
他にも映画や音楽を楽しむのも素敵な体験です。
アフターコロナの生活でも、この法則を頭に留めておく必要があります。
「限界効用逓減(ていげん)の法則」
何かを多く持てば持つほど、そこから得られる幸せは減っていく。1切れ目のケーキは天にも昇る美味しさだが、5切れ目にはおいしさは軽減してしまう。
「自粛で不自由になってしまった!」ではなく、私たちは”既に”多くのものを持っているのです。
③健康と運動
世界中どこへ行っても「健康で長生きしたい」というのは人々の願いであり、幸せの度合いに直結しています。
健康の一つの指標である「平均寿命」で日本は世界一位を獲得しています。(2位スイス3位シンガポール)
健康でいる為には「運動」は欠かせないもの。
本書内では、日本の習慣「森林浴」を世界の健康文化の一つとして例に挙げています。
森林浴はハイキングとは違い、森の全てを感じ取り、五感を刺激するセラピーに近いと紹介されています。実際、日本医科大学の李教授によると「森林浴は血中のストレスホルモンを低下させ、免疫を高める」と調査結果が出ているようです。
普段何気なく通勤で通り過ぎている公園。意外に歩いてみると緑豊かで良い所だったり!意外な発見があるかも知れません!
家にいても体がなまる為、ジョギングする人を街で見る機会が多くなりました。確かに自然の中を走るのは爽やかな気分になれるし。ジムに行くよりコスパが良いのでおすすめです笑
この習慣はアフターコロナの生活でも続けたいですね!
⒋まとめ
自粛中の今だからこそ、見つめ直したい生活習慣はいかがでしたか?
ニュースをつけても気分が落ち込んできます。この自粛生活をアフターコロナの世界がより豊かなものになるように、準備期間と捉えてポジティブに乗り切りましょう!!
「幸せ」について世界のあらゆるデータ・根拠を元に解き明かしたポジティブになれる本書。
・幸せな国が多い北欧に学べる事とは??
・韓国が幸せにぶち当たる壁とは??
・アメリカは本当に幸せなの??
世界から「幸せのヒント」を学んでみましょう!
✳︎この本は厚手の表紙で、北欧らしいおしゃれなデザインの本なので電子版より紙の本をオススメします。
インテリアとしても見栄えがいいと思うので、リビングに一冊置いて、家族みんなでシェアして読むのもいいかもしれません!