大人になって勉強のやり直しをする〜日本史〜
日本史は暗記科目だった。
☆いい国作ろう鎌倉幕府→1192年 源頼朝によって鎌倉幕府が開かれた
(現在ではいい箱作ろう→1185年)
それを時代毎に、「人物名」と「出来事」をひたすら覚させられた学生時代。
”記憶力勝負じゃん!”って心の中で不満を漏らしながら…
あれから年を重ね、「東日本大震災」や「コロナウイルスの世界的流行」など、これからの日本史の教科書に記載されそうな体験を積んできました。
グローバル化やネット社会が発達し、なんとなく”時代の転換期”にいそうな今、もう一度日本史を勉強し直すのもいいのかもしれないと思い、ある一冊を手に取りました。
世界史でもお世話になったシリーズ
『一度読んだら絶対に忘れない 日本史の教科書』
山崎圭一(YouTuberムンディー先生)著 SB Creative
1.本の概要
・世界史同様、日本史を政治担当者(天皇・将軍・政治家)を主役に、ストーリーとして流れで理解することができる。
・「経済」「権力争い」中心に描かれているので、文化面は巻末にまとめて描かれている
・暗記学習ではなく「なぜ」の部分の解説がわかりやすく、歴史の動きをつかみやすい
2.この本から学んだこと
ひたすら暗記科目だった日本史が、”なぜそうなったか” ”その結果どうなったか”という点がわかりやすく解説されていて、 あの出来事が起きたきっかけや、あの人物が教科書に出てきた理由が改めてわかりました!
今回はこの本から学べた事を3つ紹介します!
①外国にとても影響を受けてる国
世界史でも学んだが、世界の覇権を取っていくヨーロッパから見て、”遠い東の果て”にある国であり、独自の進化を遂げてきた「ガラパゴス」というイメージを持っていましたが、この本を読んでみると意外に時代の転換期には、ほとんど外国の影響を受けていることがわかりました笑
初期のヤマト政権ができて日本という枠組みができた時代から、当時の先進国「中国」にめちゃめちゃ影響を受けていました!
仏教を教えてもらったり、遣唐使を送って勉強しに行ったり、中国の都市を真似する為に奈良や京都に何度も遷都を繰り返したり…
その後も時代の変わり目には決まって外国が登場します!
「元」が攻めてきて鎌倉幕府がつぶれるきっかけになってしまったり、「ポルトガル」から鉄砲が伝わったおかげで、これまでの戦が変えられてしまったり。。
他にも、ペリーが大砲を打ったおかげで、ヨーロッパへ猛勉強しに行って武士社会を変えてしまいました。
それで最終的には、帝国主義に翻弄され世界にうって出てアメリカに負けてしまう…
やっぱりガラパゴスと言われながら、なんだかんだ世界に影響を受けてきた国…改めて勉強してみると新鮮な気づきを得ることができました笑
これからさらに外国との軋轢が増えるであろう現代。これから日本はどのように時代の変化をしていくのでしょうか?
②時代の変化の要因は複雑
この本の特に優れた点は、学生時代ふんわりと教えられた大正時代からの戦争の時代(近代史)をページ数をさいて紹介していた点です。なぜ日本が世界と衝突していくことになるのかについては、多角的な視点で解説がされています。
この部分については現在でも様々な説があり、簡単な内容ではありません。現代にも続くアジア諸国との歴史問題も踏まえ、当然教える先生もこの辺の配慮が難しいからうやむやに授業をされたのは、今になって理解できました。
本書内にて「日本をとりまく様々な戦争についても、善悪の二元論に陥らず、多面的な視点から歴史的背景をとらえ、考えていくことが必要です。」
と書かれているように(原文ママ)私達は多角的な視点から歴史を勉強して、軽はずみで過激な記事を盲目に信じて、他者を傷つけないようにしないといけません。
③郷土愛が深まる
学生時代は戦国史にしか興味がわかなかった私ですが、この本を通して他の様々な時代の面白さがわかってきました。
歴史は京都だけで起きているわけではないこともわかりました笑
私の住む名古屋地区も戦国時代に活躍した3武将にゆかりがある地であり、他の時代の歴史的建造物や史跡も多く残されています。
歴史を知っていれば今まで素通りしていた観光地や建造物も、あなたにとって魅力的な場所になることは間違いありません!
3.まとめ
ネット社会が発達し、これから世界はさらに均一化していきます。
現に、ほとんどの世界の国が西洋スタイルの生活をしています。パンを食べて、似たファッションをしてアメリカの映画や音楽を聴いて、イギリスのサッカーを見ています。差がほとんどなくなる中、自国の歴史を知っているのは大きな武器になります。
また、自国や地元へ興味を持つきっかけにもなります。あなたの地元にも多くの魅力的なスポットがあるはずです!見識を深めてみましょう!!
※世界史も合わせて勉強するとより理解が深まります!
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