人生を変えたオススメの本②
今回は私の人生に影響を与えた本 第②回目です!!
おそらく皆さん
知ってるけど読んだことない本です。
この本は人生の攻略本です!!
賢い人⇄愚かな人
尊い人⇄卑しい人
お金持ち⇄貧乏
なぜこの平等な世の中で、人によってこんなに差がつくのでしょうか??
この疑問に答えた名著があります!!
[学問のすすめ]
福沢諭吉 著
この本については知らない人はいないですよね!!
明治時代に「新時代の道しるべ」として出版された当書は300万部売れた(現在の人口で言うと1,000万部くらいでしょうか)というモンスターセラーの作品です。
なぜこの昔の本を取り上げたかと言うと"現代でも通じることがあるから"なんです!
でも「題名は聞いたことあるけど中身までは…」って方多くないですか??
難しくてとっつきにくい印象がありますよね…
私も日本人たるもの一度は読んでおくべくだと思い、現代語訳版を買って一回挑戦したことがあるのですが、途中で挫折しました!!!笑
そこでたまたま本屋に置いてあった
『まんがで読破 学問のすすめ』
イースト・プレス出版
で読破することができました!!笑
マンガ版なんて若干ずるいんじゃないの?と思うかもしれませんが、
難しくて途中で読むのをやめてしまって自分の知識にならないより、マンガでも自分が理解できたもの勝ちではないですか???
マンガは絵があるし要点がまとめられていて、めちゃめちゃわかりやすい!オススメのシリーズです!!!
1.本の要約
この本は諭吉少年が「学問のすすめ」を出版するまでの生き様をマンガでストーリー化しています。
諭吉さんが「なぜこのような考えに至ったか」について当時の時代背景や生い立ちが深く関わっていることが理解できます。そして最後に本書のポイントがわかりやすく解説されています。
2.この本のポイント
江戸時代から明治時代へ価値観の激動の変化(階級社会から平等へ)があった当時の"新時代を生きるみちしるべ"としてかかれた本書ですが、現代の私達にも通じることが書かれています。
そこでこの本から学んだポイントを2つ解説します!
①一人一人が心身の独立を全うしなさい
今風に言うと「INDEPENDENT」な存在でありなさいでしょうか!
これがまさに学問のすすめで諭吉さんが言いたい結論です…
ではなぜ「独立」しなければないないのでしょうか?
それは独立心のないものは自分を見失うからです!
自分を失うと人や組織に依存するからです!人に依存すると態度や言葉が卑屈になります。
そして周りに流されやすくなり、見栄や虚飾に走るのです。
これは江戸時代の階級社会(武士の一家に生まれれば一生武士として生きる。農民の一家に生まれれば…以下同じです。)に違和感を持った諭吉さんの考えが反映されています。
マンガ内でも独立心を持って必死に自分を成長させる少年諭吉に対して、能力は低いが階級の高い悪役武士が何度も邪魔をしてきます。階級社会ではどれだけ能力があっても階級によって人生が決められていたのです。
その後、明治政府に変わり階級制度がなくなり「平等」の社会になった時、この2人の歩む人生は全く違うものになったのは容易に想像がつくでしょう!
ではどうしたら「独立」できるのか??
②学問を学びなさい
今回のブログのテーマのずばり結論です!
Roland風に言うと「学ぶか学ばないか」笑
諭吉さんは実学(実生活に役立つ知識)を学びなさいと本書で説いています。
当時の実学とは
読み書き/計算/歴史/地理/物理 など
今風に置き換えると
これに インターネットや5G、AI などが入るのではないでしょうか??
本や教科書をただ読むだけではなく、身につけた知識を現場で使い経験するまでが学問と説いています。これは前回紹介した出口さん著作の「本物の教養」についても同じことを語られています。
現代に生きる私達も、何となくSNSで流行っているからとかコロナウイルスのニュースの際にデマ情報に流されていませんか?
誰でも情報を流せる現代において、本物と偽物の情報が入り乱れて出回っています。
どれを取り入れ、どれを捨てるか。正しい判断力をつけるには、一人一人が学問を学び判断力を身につけるしかないのです!!!
学ぶことを面倒に思い、またインフルエンサーのSNSを眺めそれに従うようでは、一生支配される側に周り搾取され続けるのです。
実際当時の諭吉さんもベストセラー作家となり今で言う「インフルエンサー」となりました。明治政府はその力を利用しようと官職につくよう諭吉さんに幾度もオファーを出しました。
しかし諭吉さんは全て拒否したそうです。
諭吉さんは官職につくことによって封建的な世界に戻ることを断固として拒否をしたのです。とてもかっこいいですね!!
3.まとめ
封建制度に疑問を持った諭吉さんは欧米に渡り新しい価値観を学び、一人一人が独立した存在になることが、健全な民主国家を作ることを当書で説きました。
私達が生きる現代は江戸時代のように封建社会ではなく、全ての人が平等で全ての人にチャンスのある恵まれた時代です。(まだ受験競争・学歴社会という封建社会は残っていますが…)
また同時に世の中が便利になり、本物と偽物が混在する時代になりました。何も考えずに楽な道をとりただ支配される側に回るか、自分を磨き続け、自身で事態の成否を見分けられる真に自由な人間、INDEPENDENTな存在になるかはあなた次第です!!
最後に諭吉さんは「独立者の務め」も説いています。
社会で人間の活動場所は2つに分けられます。
①個人活動 ②組織での団体活動
その2つの状況であっても◯◯◯◯の為に働きなさいと説いています。
ここまでを理解して初めて「富める人間」になれるではないでしょうか!
さあ、あなたも名著から「本当の自由」を手に入れませんか?