THE BOOK

人生に影響を与える至高の一冊を紹介

お金の不安を解消する

今回のテーマはずばり「お金」

 

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前回は「お金との付き合い方」について学べる本をご紹介しました。 

当ブログ内、1番人気記事です!

su-books.hatenablog.com

 

今回は、お金に関する将来への漠然とした「不安」を抱える方にオススメの至高の一冊をご紹介します!

学校で、職場の先輩から、親から、誰からもお金について教えてもらえないですからね!

 

「このままの収入で、結婚・子育てができるんだろうか」

 

「もらえる年金が少ないから、どうやって老後のお金を貯めていこう」

 

なんとなく将来に不安を抱えるあなた!!

この至高の一冊を読んでみて下さい!

 

本当は人に教えたくない程、価値のある本ですが特別にお伝えします!

 

『働く君に伝えたい「お金」の教養』 

 

出口治明 著 ポプラ社

 

教養シリーズでお馴染み出口さん(ライフネット生命CEO)が「お金」について取り上げた一冊です。主に将来に漠然とした不安を抱えた20代向けに書かれた一冊ですが、お金について勉強し直したい方、全てに刺さる一冊です。

 

CONTENTS

 

⒈この本の良いところ

お金について書かれた本は、本屋へ行けば数えきれない程、本棚に並べてあります。

ただ、”どれを選んだらいいのかわからない!”というのが本音ではないでしょうか?

 

「最速!○○億円稼ぐ方法!!」のようなタイトルに目が行きがちですが、まずはお金についての基礎を学んでみてはいかがでしょうか?

学校では教えてくれない”お金の役割”や、”日本のお金に関する制度”を身につけておくと、お金の不安に一喜一憂することなく豊かな生活を送る事ができますよ!

 

ずばりこの本が他の本と比べて優れているところは、「歴史」と「世界」という縦軸と横軸で解説されている点です。それは著者である出口さんが、日本の勢いのある時代から現代を働き生きてきた経験であり、海外で働いてきた経験があるからこそ説得力のある解説があるからです。

「今時の若者はこうだから…!」なんて先輩風を立てずに、若者の境遇を理解しながら解説している点にとても著者の人柄が見えました!

 

⒉この本から学んだこと

この本は以下の5章でまとめられています。

①「不安を知る」

②「使う」

③「貯める」

④「殖やす」

⑤「稼ぐ」

どれも大切だし、知っておきたい!!

 

今回は「お金の不安」「お金とは」という超基礎的なことに絞ってまとめたいと思います。私も若者代表として、お金についてこの本から学んだ事2つをご紹介します!

 

 

 

不安を「数字・ファクト・論理」で対処する!!

 

私たちは「不景気に生まれ、右肩下がりの時代を生きるついてない世代だ」なんて思っていませんか?

ここで出口さんならではの「歴史」の視点からツッコミが入ります。

そもそも ”右肩上がりの時代「高度経済成長期」をベースに考えすぎている!” と。

 

高度経済成長期は様々な要因が奇跡的に重なり起こった、まさに”奇跡”の時代。

そもそも高度経済成長期は何年続いたかあなたはご存知ですか?

 

敗戦が1945年。バブル崩壊が1991年。約50年も続いていないようです。

歴史を振り返ると、安定したと言われる縄文時代約10,000年、江戸時代は265年続きました。歴史的に見て成長を続ける時代なんてほんのわずか!

そう考えたらたった50年に満たない右肩上がりの時代は、特殊に思えてきませんか?

今が「普通」の時代ということ!

 

ただ「年金制度が破綻する!」とか「政府の借金が1,000兆円を突破した」

など暗いニュースが多くないですか?という疑問に対しては

本書内で、年金制度の仕組み国債についての仕組みが分かりやすく解説がされています。

私も読んでいて勉強不足を痛感しました…汗 

 

要するに闇雲に怖がるのではなく、しっかり基礎知識を勉強しなさい!

そして信用のできるデータを基に数値で冷静に理解して、偏見を持つ事なく論理的に考えなさいという事です!

その時役立つのが「歴史」であり「世界」の視点なのです。

 

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何も考えず衝撃的な見出しに翻弄されていては、いつまでたっても搾取される側にいることになるのです。

 

 

お金は「価値の交換手段」

お金の役割は”3つ”あるそうです。(今回は割愛します)

出口さんはその中でも「価値の交換手段」が重要と語っています。

 

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要するに”世の中に価値を生んだ”の対価のツールとして「お金」が手に入るわけです。

だから、価値を産む力さえ付ければ、どんな組織に所属しても食いっぱくれることはないので、今からその経験を積みなさいと語っています。

 

そして、大切なことをもう一つ。お金は「交換してはじめて価値をが生まれるツール」なので、使う事が大切だよと語っています。

 

じゃあ何に使うのがオススメなの?という疑問が湧きますが

出口さんは一喝!「みんなマニュアルに頼りすぎ!」

 

「ラテ・マネーは無駄づかい」「家賃は3割まで」など日本人は漠然とマニュアルを信じすぎていると言っています。さすが「世界」の軸があると考え方も違います!

 

世間の価値がどうであろうと、「自分の軸」を持ちなさい!とおっしゃっています。

ラテ・マネーだろうが、仕事前の缶コーヒーが自分のやる気スイッチが入るならそれでいいじゃないかとおっしゃています。

(ここが自分の価値観を強要しない出口さんのいいところです!)

 

しかし、闇雲に好きなものを我慢ぜず買いなさいというのでは短絡すぎるので

一生使える「財産三分法」を身につけましょうね!と解説しています。

今回は割愛しますのでぜひ、本書を手にとって学んでみて下さい! 

 

⒊まとめ

今回はたった2つの大切な箇所を掻い摘んでまとめましたが、

若者の将来への不安」に対処するための

日本のお金の制度(年金・国債など)の基礎知識や、今回紹介しきれなかった「貯める」「殖やす」「稼ぐ」の部分について、数字・ファクター・ロジックで偏見なく、わかりやすく解説されています!

特に一生使える大原則「財産三分法」は必見です!!

 

私はこの本からいかに自分が勉強不足で、他人からの情報に振り回されていることを再確認できました!私はこの本を、お金の「教科書」として、不安になった時に繰り返し読むことにしています! 

是非あなたもこの本を読んで、漠然とした不安から解消され、前向きに生活していきましょう!!