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【知ってるとかっこいい】隠れた名作小説 おすすめ本を紹介

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■今回はこんな人に役立つ記事です!

「最近面白い本あった?」の質問に、ちょっとカッコよく答えたい

有名な文豪の代表作は一通り読んでしまった

読みやすく、かつ深い内容の小説を探している

 

今回は、年に100冊以上読書をする私SUが、「知っているとかっこいい!隠れた名作小説」を厳選して紹介いたします!

これを読めば、ツウぶれること間違いなし!!

 1.【おすすめ】隠れた名作小説はこちら

 

☆「正義と微笑」 太宰治 著

パンドラの匣 (新潮文庫)

パンドラの匣 (新潮文庫)

  • 作者:治, 太宰
  • 発売日: 1973/11/01
  • メディア: 文庫
 

 ※「パンドラの匣」内に同時収録されています!!

 

【選考理由】

・著者は「人間失格」や「走れメロス」など日本で知らない人はいない文豪、太宰治

太宰治の著書の中でも、意外に知られていないマイナー小説

太宰治の小説では珍しい、割と明るい内容

・繊細な心を持つ少年が、日記を綴る形式で話が進むので、読みやすい

・読みやすいが、大人でも考えさせられるテーマを扱っている

 

【本の概要】

社会への門出に当たって揺れ動く繊細な16歳の心情を、日記形式で綴った一冊。

太平洋戦争が始まった翌年に執筆された。実際の少年の日記を参考に、太宰が書き直した明るい青春小説。

 

2.この本から味わう読書体験とは

この本を読んで得られた読書体験を、2つ紹介します!

 

①理想を追うと味わう、"心の葛藤"に共感できる

この本の主人公は、思春期真っ盛りの、心が繊細な時期の16歳少年です。

受験や就職活動など社会への門出に当たって、理想と現実との間に揺れ動く心情「不安・挫折・喜び・勇気など」を日記に綴っています。

私達も理想の生活に向けて、日々の現実との狭間に苦悩していませんか?

この本が書かれた、戦時中の思想原論が厳しい状況下でも、現代の私達にも通じる悩みが書き記されていること自体に驚きです。

そして、理想を追って突き進む少年の気持ちに、心が前向きになることができます!

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②なぜ人生に勉強は必要なのかを教えてくれる

小説内で主人公は、学校の先生や、就職面接の面接官ら大人に幻滅させられます

ただ一人、主人公が尊敬した学校の先生が、大切なことを語ったシーンがあります。

 

「代数や幾何の勉強が、学校を卒業していしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。・・・・」p19抜粋

 

この先に続くメッセージを含めて、この先生が語ったことを読むだけでも、この本を読む価値があるのではないでしょうか。

なぜ私達は勉強する必要があるのかを教えてくれます。

 

3.まとめ

知っているとかっこいい!隠れた名作小説はいかがでしたか?

意外に知られていない小説の中にも、現代を生きる私たちにも共感できるテーマを論じた名作があるものです。

ビジネス本ではなく、一人の主人公の成長とその心情の変化を物語で理解することができる「小説」にこそ学べることがたくさんあります!

ぜひ、次回の読書のお供にお役立て下さい!!

 

 

■ちなみに...私が2020年半期で一番面白かった本はこちら!

su-books.hatenablog.com