THE BOOK

人生に影響を与える至高の一冊を紹介

新社会人にオススメの本

緊張と不安でドキドキな新社会人の方

 

これから社会に出る学生のあなた

 

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既に社会に出て活躍しているあなたも!

 

全てのビジネスマンに、自分を見つめ直す為にも最適な一冊をご紹介します!

 

 

本日の至高の一冊は

『伝える力』

 

池上彰 著 PHPビジネス新書 

 

みなさん大好き、池上先生で一番有名な著書!

なんと200万部を売り上げたというモンスターセラー本で、尚且つまだ売れ続けている本です!!

それだけ世の中に求められる知識が詰まった本であることは間違いありません!!

 

■CONTENTS

 

⒈本の概要

題名から「伝える」だから池上さんのようにわかりやすく”話す”事が学べる本なの?と思いがちですが、、

伝えるのに必要である

「話す」

「書く」

「聞く」

3つの能力、いわゆる「コミニュケーション能力」を学ぶ事ができる一冊です。

仕事をしている方はわかると思いますが、社会人で必要なのは”学歴”よりも「コミュニケーション能力」ではないですか??

 

 

⒉この本のポイント

私もこの本を読み直して、改めて勉強になる事ばかりで反省しきりです笑

この本から学べる事が多すぎてまとめるのが難しいですが

今回は、印象に残った3つのポイントを紹介します!!

 

 

謙虚にならなければ、物事の本質は見えない

まず伝える力を高める為に必要な事は「自分が深く理解すること

あの池上先生ですら「週刊こどもニュース」時代に、こどもに伝えることに苦労したようです。こどもはお構いなしにわからないところは全て突っ込まれますからね笑

 

では深く理解するには?

「自分がいかに物事を知らないか」を知ることから理解しなさいということです。

なるほど〜!!

確かに年を重ねる程、経験が深くなりプライドが高くなるものです。(周りにそういった上司にいませんか?笑)

そうなると人の意見に耳を傾けなくなるのです。

「俺は話すのがうまい。交渉なら誰にも負けない」

自信があるのはいいことですが、まだまだあなたには改善の余地があるのですから!

 

あの有名なラッパーだって歌にしてるんですから

ケンドリック・ラマーBE HUMBLE

 

”つかみ”の大切さ

「書く」「話す」であなたをより魅力的にするには最初が肝心です!

要するに”つかみ”

 

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本書内で池上先生の「日本経済」について講演した際の例え話が出てきます。

「経済が回復しつつあります!それは小泉内閣のおかげなんです!!」と始めたそうです。

小泉内閣って古いなと思いましたが、2007年出版の本ですから笑

 

こうなると会場は「え!?小泉内閣の回しものなのか?」と惹きつけられるわけです。

そうすると小泉さんは経済の回復の為に何もしてくれなかったからです!

と答えると会場が笑に包まれたそうです。

 

ユーモアってとても大切だと思います。あなたの会社にも長々とつまらない挨拶をする社長さんいませんか?笑 人は努力しないと人を惹きつける事ができない典型例ですよね笑

 

これは「話す」だけではなく「書く」ことにも応用ができます。報告書を書く、顧客にプレゼンの資料を書く。その場の雰囲気を読みつつ”つかみ”で相手を惹きつけましょう。

 

 

その言葉に”愛情”があるか?

コミュニケーションは仕事をする上で欠かせない能力ですが

同じ言葉を発しても”発する人”によって、好感をもたれる人/嫌われる人にわかれませんか?

 

その差は池上先生曰く「愛情があるか」だそうです。

この本では好感を持たれる例として綾小路きみまろさんをあげていました。

時代を感じる例えですね笑

 

部下を叱る上司であっても、結局はそこに”愛情”を感じるかによって受け止められ方は変わるということを、私たちは謙虚に見直さなければなりません!

 

また、気をつけるべき点として「理屈ではなく、感情もある」

と本書内で語れていて、ここに関してはとても共感ができました。

「上司と部下」「対顧客」の関係で揉める”きっかけ”はここなんですよね!!

 

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どういうことかというと、

本書内ではわかり易く「ドイツワールドカップ初戦のオーストラリア戦」を例にあげていました。

重要な初戦、結果として1対3で逆転負け。(あの時は悔しかった!!)

「負けたのに淡々と話す選手に腹が立った」という意見がチラホラあったそうです。

 

選手は精一杯やって負けたのだから”理屈”的には謝る必要はないです。

ただ、眠い目をこすりながら深夜にテレビ観戦していた視聴者からすれば、なんとなく淡々と語る選手が心に引っかかる場面なのです。

これは日本人的な感覚とも言えるのですが、”理屈”では説明できない場面なのです。

 

ここで理屈抜きで「すみませんでした」とこだわりなく言える事が人生では大切なことと池上先生は解説していました。

 

なるほどな〜!考えさせられますよね! 

仕事をしていて「上司と部下」「対顧客」の関係でも同じで、立場が違うからこそ起こるズレ。人は、理屈じゃないけど”感情”で動くことを理解できれば、より良いコミュニケーションをとる事ができますよね!

 

⒊まとめ

また年を重ねても定期的に読み直したい一冊ですね!

謙虚であれ!!」…身に染みます!!笑

 

今回紹介しきれなかった「文章を書く」「正しい言葉」「勉強の仕方」など、

ビジネスマンで身につけておくべき内容がびっしり書かれた教科書的一冊です!!

ここではまとめきれません!!笑

 

結局これを行動に移すところまでが重要なんですけどね。

 

ぜひ手にとって学んでみて下さい!!